牛肉のお話し。
2022年 12月 05日
すっかり鍋物頼りのシーズンですね。
久々に食べ物のハナシでもやりますか。 今日は牛肉!
細かく語っていくと霜降りの如く、段々クドくなるので
サラリにしときます。知っておくとなかなか面白いよ。
なぜ牛肉のハナシにしたかというと・・
絶対左上2段で!と、ゴネたフリーペーパー道の駅。
まさかの米沢牛が隣にきてるとは・・黒毛和牛の最高峰
で昔から尊敬するヨネちゃんが並んでるので、罪悪感。
と、誰もが知ってるトップブランドですが、全ての肉は
ランク分けされています。個人的な意見ですが、ランク
低いからマズい、A5(最高等級)だからウマい。と、いう
風にはおもいません。 よくいえば肉質の個性です。
ランク分けというのは、ロースの断面積に含まれる脂肪
の量で決まります。写真はよく聞く肩ロース。ワタクシ
のTシャツで説明するとココです。赤身は割と多い部位。
の、はずなのに・・ 黒毛和牛はこうなってきます。
黒毛の岩泉和牛と赤毛のブランド牛、短角牛を比べると
赤身部分に入り込む脂肪量が、ものすっごく違います。
こっからワタクシが、肉屋でバイトしてた頃からの謎で
この2頭、身質も育ち方もまったく違うのになんでだか
同じ土俵で「Aの何番」と、判断される事なのですよ。
誤解のないようにですが、どっちがいい悪いという事は
絶対いいません!どちらも生産者の血の滲むような努力
があって、食卓を彩って頂いてますので。 感謝です。
黒毛和牛というのは放牧しません。ご飯はトウモロコシ
いっぱい食べます。対して短角和種というのは、主食が
草100%です。完全放牧で運動しまくるので、赤身の中
にサシはほぼ入りこみません。 しかし前述した通り、
ランク分けが赤身に入った、サシの量で決まります。
「A5短角牛」自体が絶対ありえない事なんですよ。
ワタクシがランクみて、ウマいマズいとは限りません。
と、いったのはそういう意味です。土俵がちがうだけ。
しかしみなさんに性格性別や、生い立ちから現在までが
あるように、当然牛にもあります。 スーパーで牛肉を
手に取った時、どういう経緯でここにいるんだろう⁉
という事に想いを馳せてみると、もっと好きになる!
「牛の個体識別情報検索サービス」と、いいます。
全ての牛肉には、10ケタの個体識別番号がついてます。
ここの番号を入力すると・・いま手にとっているお肉の
すべての情報がわかります。つまり氏より素性、育て柄
の方がいいのかもしれません。ぜひやってみましょう。
どっちが好きかといえばどっちも買えない。(ビンボー)
by fureailand
| 2022-12-05 16:26
| 今日のらんど