ついに恐れていた日がきました・・ノックアウト!
このスタイリッシュな「料」がポイント高い、近所にある
ゆう竹食堂、ミセス・ユミコはウチの野菜のカットマン。
ほかにもツッコみたくなるこの張り紙。「腰の」所は謎の
修正。「お休みさせて」まで辿り着いたら、あと巻きで。
だいぶ負担をかけていたようで(薄々感じてた・・)内容も
ニーズにあわせて増えていった事もあり「体力の限界っ」
と千代の富士関のような名言を残し、引退いたします・・
という事で、現在やっているBBQ野菜やホルモン鍋の野菜
ジンギスカン野菜は、ユミコカット終了・・ ではなくて
龍太朗カットになりました。「盛りすぎ!量が多いよ!」
いつも言われつつ全く減らす気がなかったミセス・ユミコ
のクセがすっかり移ってしまい・・今日はBBQ用2台か。
こうなるよね・・そして1件のクレーム。「野菜多すぎ」
ん~、どっかで修正しよ。引退は野菜のみで店は営業中。
「龍太朗サン、またいつかどこかでお会いしましょうね」
悲しいコメントを残したその日、コメリで再会。(ド近所)
引退したもう一つのワケとは⁉営業許可証見られました。
「だったらそれアンタが切りなさいよっ‼」その通~り!
でも野菜だろーが何だろーが、仕込むのは楽しいですね。
みんなで仕込むともっと楽しい!そこで必ず登場するのは
包丁です。愛用の包丁持ってれば、もっと楽しくなるし
スパスパ切れると気持ちいい。そんなハナシを少しだけ。
これはワタクシのですが・・上は刺身用。下は身卸し。
その前に・・包丁買う時はコレもセットで考えましょう。
砥石!主に和包丁を使っています。なんでかというと単に
研ぐのがラクだから。というヘタレな理由も大きい。片刃
です。研ぐのは右側9.5、左側0.5位なのでけっこうすぐ。
使いやすい砥石は「刃の黒幕シリーズ」というのが便利。
水を含ませる必要がなく、濡らすだけですぐに使えます。
片刃の理由は他にもあって、昔のニッポンでは良質な砥石
が入手しづらかったのもあるらしいですね。意外だな・・
全部使わなくてもいいけど、荒砥中砥くらいでいいです。
大事なのは丸い「面直し」という石。砥石水平にします。
「片刃」と「両刃」をどう使い分けていくかというと・・
和包丁は片刃がほとんどですが、理由があって日本は魚に
触れる機会が多い。魚解体しやすいです。どーいう事かと
いえば、例えば過去、罰当り干物チャレンジでやった鯛。
片刃は下に自然と向かうので中骨に沿って刃を進めます。
半分ずつ刃を入れますが、一応順番があって、腹→背→
背→腹が昔習った卸し方。これまた理由があって、鮮魚店
ではこう並んでいます。下の身は氷だったり重みで痛みが
速いので下から使うだけです。なのでひっくり返して・・
と、やるのが一般的。ただこのやり方だとひっくり返して
身が割れるお魚さん達もいるので、半身は両刃も使ったり
します。コレなんかがそう。サクラマス!超デリケート。
なので、半身に卸したら動かさず中骨だけ切ってあげる。
そこで片刃使うと身の下に入ってしまうので両刃が便利。
野菜なんか切ると片刃はまっすぐ下に切っても左方向に
入っていきますが、慣れです。バンバン切りましょう!
これもですね。魚偏に春と書いて鰆(サワラ)と読みます。
あまり不用意にひっくり返すと割れる魚の代表格ですよ。
と、いう理由で片刃両刃持っとくと青魚も身割れが少なく
美味しく食べられます。特にデリケートな鰆を扱う場合の
注意点は⁉あんまりサワラない事ですな・・(時事ネタも)